ヘアブラシ選びが大切な3つの理由

 

湯シャンには欠かせないヘアブラシですが、どんなブラシでも良いというわけではありません。ちゃんと汚れを落とすことができて、髪や頭皮を傷めないヘアブラシを使わないと後でトラブルが起きてしまう原因になってしまいます。

 

1.汚れを絡め取る性質(材質・形状)

 

安物のプラスティックのブラシは目が荒く髪のホコリをうまく絡め取ることができません。長い毛と短い毛をひと束に合わせたような形状のブラシならば、髪一本一本の汚れをすくい取るようにしっかり落とすことができます。

 

また、豚やイノシシなどの動物性のヘアブラシは、脂分を吸着させる性質があるので、髪からブラシへと汚れが移動してきれいになります。良いブラシほど汚れやすいというのはこのためです。

 

 

2.頭皮を傷つけない

 

湯シャンは、刺激が強すぎるシャンプーから髪と頭皮を守るために始められている人が多いと思います。なのに、せっかく湯シャンをしても、プラスティック製の硬いヘアブラシを使うと、頭皮や髪を傷つけることになってしまいます。

 

傷がついた頭皮からは、皮膚を保護するための脂分がたくさん分泌されて、それが汚れや臭いの原因になることもあります。豚やイノシシなどの柔らかく質のいいヘアブラシならば、髪も頭皮も傷つけずに汚れだけを落とすことができます。

 

 

3.静電気を起こさない

 

湯シャンをはじめた人は、化学物質たっぷりなコンディショナーも同時にやめますよね?

 

コンディショナーには静電気がたまるのを防いでスタイリングしやすくなるような成分が入っているので、湯シャンを始めた人はみな「スタイリングがしにくくなった」といいます。

 

そして、プラスティック製のヘアブラシは髪に静電気を起こさせる大きな原因になります。これが、動物性の天然由来の素材を使ったヘアブラシならば静電気が起きにくくなり、スタイリングもしやすくなるんです。

 

静電気が起きずにまとまりやすければ、髪どおしがこすれあって傷つくようなことも防ぐことができます。

 

 

髪と頭皮の汚れには種類がある?

 

仕事が休みの日に外出しなくても、汗をかかなくても、やっぱり洗髪をしなくちゃいけませんよね?人の髪はふつうに生活しているだけで汚れていきます。

 

じつは人の髪にくっついている汚れは、何種類かのものが合わさっているんです。湯シャンを成功させるためには、まず頭皮と髪の汚れの性質を知っておく必要があるので、少し詳しく説明をします。

 

 

ホコリなどの外からの汚れ

 

毎日生活している空間でホコリのない場所はありません。髪や頭皮には多少の水分油分があってホコリをくっつけやすい性質をしています。

 

また、髪には周囲の空気の臭いを吸収するので、何日も洗わないとかなり臭いがキツくなってしまうわけです。

 

 

頭皮からにじみ出てくる脂分も汚れになる

 

頭皮には、自分の肌を守るために体の中から脂分を出しています。この脂分が時間がたつと酸化して汚れになるんです。

 

また、脂分が酸化すると、ちょっと酸っぱいような刺激臭を発する原因にもなるので、できるだけ分泌を少なくしなくてはなりません。湯シャンでベタつく人が多いのは、この脂分が多いためだったんですね。

 

 

タンパク質汚れはフケとベタつき・臭いの元

 

人の肌は毎日「新陳代謝」というはたらきをして、古い皮膚と新しい皮膚を入れかえています。古くなった皮膚は「角質」という細かな粉状で、これがフケとベタつき・臭いの大きな原因です。

 

タンパク質汚れは、脂肪分とホコリを吸着させて大きな汚れの塊になってしまいます。

 

 

湯シャンとシャンプーの違うところ

 

ふつうのシャンプーならば、スタイリングの目的以外ではヘアブラシは必要ないのに、なぜ湯シャンだと必要なのでしょうか?それは、湯シャンとシャンプーでは汚れの落とし方が違うからです。

 

シャンプーは「界面活性剤」とい強力な化学物質の力で「脂分」「ほこり」「タンパク質汚れ」のすべてを落とします。でも湯シャンはホコリと脂分はある程度落ちますが、タンパク質汚れはあまり落ちません。
とてもいいことです。

 

湯シャンは汚れが再付着してしまう

 

湯シャンで使う洗浄成分は「お湯」だけですから、洗髪するときに、一度髪と頭皮からとれた汚れがまた頭皮と髪に「再付着」してしまうことがあります。

 

だから、お湯を頭にかける前に、できるだけ多くの汚れを髪と頭皮からふるい落としておくことが大切です。ブラシがその役割をもってくれます。できるだけ「再付着」させないことが、湯シャンできれいに洗い上げるコツになるんですね。

 

 

熱いお湯で固まってしまうタンパク質汚れ

 

タンパク質汚れは、古くなった人の肌の角質だと説明しましたね?じつは、人のタンパク質というのは45℃くらいで固まってしまう性質があります。

 

少し熱い目のお湯ならば45℃以上になってしまって、タンパク質汚れも固まってしまい、強い粘着力をもって髪や頭皮にくっつき、これが「頑固な汚れ」になることがあります。

 

これを防ぐためにも、45℃以下で髪の毛を洗うことも大切です。

 

 

 

〈湯シャンでヘアブラシが大切な理由〉

  • 髪の汚れをしっかりと落とすため
  • 硬いプラスティックで頭皮を傷つけないため
  • 静電気を防いでスタイリングしやすくするため